今日は3月2日(月)「遠山の金さんの日」です。
天保11年のこの日、遠山の金さんこと遠山左衛門尉景元が北町奉行に任命された日とされています。
「遠山の金さん」はテレビドラマが有名ですが、もともとは芝居から、さらには講談・歌舞伎・小説など様々な媒体で表現されてきました。
天保12年11月、老中水野忠邦が芝居小屋を廃止しようとした際、景元はこれに反対して浅草猿若町への小屋移転だけに留めました。
この景元の動きに感謝した関係者がしきりに景元を賞賛する意味で、『遠山の金さん』ものを上演した事がきっかけとされる説もあるようです。
余談ですが、(以下閲覧注意)
劇中に登場する判決、かなりエグイものだったようです。
市中引き回し:、死刑囚を馬に乗せ、罪状を書いた捨札等と共に刑場まで公開で連行していく
獄門:首を切られ、斬首した首を3日間見せしめのために晒される。家屋敷・家財も没収。
磔(はりつけ):公開の場で、左右から交互に20から30回突く。最後に喉を突く。これも3日間見せしめのために晒される。
しかも、当時は連座制(犯罪行為の責任を,その本人だけでなく特定範囲の人々にまで及ぼす制度)がありましたので、直接罪を犯していなくても、切腹などの責任をとる必要があったようです。
・・・今も昔もですが、大きなチャンスには大きなリスクが付き物ですね。